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2008年9月24日 (水)

110番通報と消えた老人

110番通報と消えた老人
明日が保育園の運動会で園では準備があるため、チビたちは午後1時でお迎えとなった今日。

車でチビたちと家に到着してみると、家に入る国道の歩道の縁石におじいちゃんが一人座っていた。

見た事のないおじいちゃん。年は70才ぐらい。黄色のポロシャツに黒いジャージのズボン、手にはパンパンに荷物の入ったスーパーの白いビニール袋をさげて、白い傘を杖がわりにしていた。

散歩?と思いつつも、老人の徘徊?、迷子、家に帰れない、もし事故にでもあってしまったら、もし家族が探していたら…と気になって、あたしは家に入っても窓からちょこちょことおじいちゃんの様子を見ていた。

おじいちゃんは10分ぐらい縁石に座り、おもむろに立ち上がってはよろよろと歩いていた。南に10メートルぐらい歩いては座り込み、今度は北に10メートルぐらい歩いてはまた座り込む。そうしておじちゃんはまた戻ってきてうちの前の縁石に落ち着いてしまった。

何十分もその場を動かないおじいちゃん。

季節は秋とは言え、気温29℃の晴天の今日、帽子もかぶらず飲み物も飲まなければ倒れてしまう。

あたしはおじいちゃんを見れば見る程心配になり、直接声をかけようか迷っていた。

でもこのところ理不尽な事件がニュースになったり、逆ぎれされたりして、突然被害にあう事件も少なくない。

あたしはこんな晴天に傘を持っているおじいちゃんも恐く思えて直接声をかける事ができず、でも南へ北へふらふらしているおじいちゃんがやっぱり心配で警察に電話する事にした。

ダイヤル「1…1…0」

「はい、警察です」

呼び出しの音もしないまま警察の男性のてきぱきした声が耳に飛び込んできた。

「どうしましたか?」

「あのぅ、事件とか事故じゃないんですけど…」

「どうしましたか!」

「あのぅ、ただの散歩かも知れないんですけど…」

「あのうじゃわかりません。どうしたんですか!」

つっこまれてしまった(^o^; 

あたしはおじいちゃんがよろよろと行ったり来たりしている事、国道なので車が多く、トラックなどはおじいちゃんをよけて通っていて危ない事、などを伝えた。

警察からはおじいちゃんのだいたいの年令、服装、様子などを聞かれ、「これから向かいます。ありがとうございました。」の言葉を最後にあたしは電話をきった。

しかし5分が過ぎ、10分が過ぎても警察はやってこない。あたしはよろよろと歩いていくおじいちゃんをベランダから見ながら警察を今か今かと待っていた。

これは事件じゃないから来ないのか?それとも警察は10分たっても来ないものなのか?それとも田舎の警察はのんびりしてるのか?

もぉー!遅いっっっ!!もしこれが一刻をあらそう事件だったら10分も待っていられないぞーーー(`´)

あたしはイライラしながら警察を待ち、おじいちゃんを見て…え?あっ( ̄□ ̄;)!!…お、おじいちゃんがいないー!おじいちゃんが消えたー!今の今まで見えていたのにーーー!

警察のバカー!あたしのバカー!おじいちゃんを見失っちゃったじゃないかぁ〜!

あたしはお昼寝している娘田中をそのままに、息子銭形と共に車に乗り込み、今まで見えていたおじいちゃんの捜索を開始した。

すると警察が今頃やってきた。ゆっくり巡回している様子だ。あたしはおじいちゃんが見えなくなったあたりのガソリンスタンドに飛び込み、おじいちゃんを見なかったかと聞いた。

そこへ別のパトカーが通りかかったので、あたしはタクシーを停めるかのように手をあげパトカーを停めた。

通報したのが自分である事、おじいちゃんをここで見失った事、ふらふらしていた事などを伝えた。

するともう1台パトカーがやってきて、パトカーに囲まれ、ここで事件でもあったかのような状態になってしまった(^o^; 銭形だけは目の前のパトカーに大喜びしていた\(^▽^)/

大ごとになってしまったなぁ(;^_^A とあたしは思い、「ただの散歩かも知れないのにすいません」と謝って、銭形と共に田中が眠る家へと戻った。

するとしばらくして警察から電話がかかってきた。

「おじいさんは無事に家に帰ったそうです。」

ひゃー(☆。☆)やっぱりただの散歩だったのか(;^_^A 

「お騒がせしてすいませんでした。」

「いえ、こういう事が大事なんです。ありがとうございました。」

あたしは「ははは(^^ゞ」と苦笑いをしつつ、おじいちゃんが無事だった事にほっとして受話器を置いた。

毎度まいど、お騒がせなかずのすけであ〜る(^^ゞ

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熊の愛情確認と春猿の月の煌めき

熊の愛情確認と春猿の月の煌めき
映画館に行った事のなかった4才娘「田中」と3才息子「銭形」を連れて初映画『崖の上のポニョ』を見に行った次の日。

旦那の熊五郎が台所にいたあたしの後ろに立って声をかけてきた。

「俺に愛情ってあるか?」

「は???」

ぶっきらぼうな熊五郎がそんな事を言ったのは初めてだった。

なんだ?なんだ?熊への愛情が無くなってあたしが浮気でもしてると思っているのか?

確かに最近、あたしは美容室に行ってボサボサの頭をきれいにしたし、久々にマニキュアも塗ってみたり、これまた久々にCDなんかも借りに行って一人カラオケ状態で大声で歌なんかも歌っているけど(^^ゞ

でもそれはあたしの病気というかなんというか…秋になると、ものすご〜く浮かれるんだよね〜。ブーツをはいてメイクも秋らしくして。秋ってとにかく浮かれるし楽しいんだよね〜

そしたら突然熊の愛情確認だもんなぁ。びっくりだよぉ。

あたしは思いっきり笑いながら言った。

「愛情?!そんなもの、もうとっくに無くなってるに決まってるでしょ〜!(^▽^)」

でも突然そんな事を聞いてきた熊五郎に、それじゃあまずいと、あわてて付け足した。

「愛情がなかったら熊のリクエストどおりに晩ご飯なんて作らないでしょ(^▽^)」

その言葉を聞いて熊五郎は安心したのか納得したのか、それはわからないけど、その後二人で台所に立ってささ身フライを作る事になった。

さてさて、そんな熊五郎が、あたしに告白してきた春猿の存在を感じていたのかは謎であるが、春猿の話を少し書こうと思う。

と言っても、特に何も無いのだけれど…。

「春猿とのその後はどうなったんだ!」「いいから書け!」と何人もから催促されたからだ(;^_^A

春猿からの告白をスルーしたあたしの態度に春猿も目が覚めたのか、お互いちょっと距離を取るような不自然な感じがしばらく続いた。

でもしばらくすると元通り(?)バカをいい合い、じゃれ合う「友達」な関係が続いた。そう、続いていた。

春猿がホワイトボードにラブソングの歌詞を書くまでは(;^_^A

月のきらめき 
次のひらめき 
君といたい ぜひ 
君こそ MY BABY

ちなみにこの歌は「KREVA(クレバ)」の「ビコーズ」という歌。

歌詞には「なんでできないの 手つなぐ事も」や「なりたい特別な男」などなど、なんとも言えない言葉がちりばめられている。

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2008年9月19日 (金)

そうしてあたしは凧( たこ)になる

2才まで毎晩夜泣きがひどかった泣き虫息子「銭形」が先週3才になった。

今年の春からチビたちは保育園に通い始め、あたしは4、5年ぶりに仕事を始めた。

何もかもが初めてでドキドキの連続だった春はあっという間に過ぎて、夏は保育園で毎日プールをして真っ黒に日焼けしたチビたちにたくましさを感じた。そして迎えた秋−−−。

要領の悪い(?)あたしも、ようやく生活のリズムをつかめるようになってきた。

言うなれば「凧(たこ)」。

あたしは今まさに凧になって生活している。糸につながれながらも大空をぐんぐん上り、気持ち良く飛ぶ凧。

あたしも家に仕事にチビたちにつながれながらも、ようやく自分の時間を持てるようになってぐぐぐぐーっと羽を広げ大空を気持ち良く飛んでいる。

仕事でくたくたになった後、保育園にチビたちを迎えに行く前に飲む1杯の熱いコーヒー。唯一1人になれるほんの少しの時間。空を見上げ、草花に目をやる。ゆっくり深呼吸できるクールダウンの時間。

時には洋服屋さんをめぐり、時には本屋さんに立ち寄る。4、5年なかった一人の時間。

そしてまたチビたちと一緒になれば「コラーッ!!」と怒鳴り、止まらない姉弟ケンカを仲裁し、家事をし、チビたちを追い掛けながらお風呂に入れ、歯をみがいてあげて…。

そしてチビたちが寝た後、あたしは再び大空へはばたく!

家事をすべて終わりにし、直行するお風呂。ビールを持ち込み、単行本を持ち込み、湯ぶねの中、30分40分と一人の時間を満喫する。

趣味が「妄想」でもあるあたしが飛び込む現実の世界と本の世界の散歩道。空想の世界へあたしのイマジネーションが広がる。

そうして−−−今日もあたしは凧になる。

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2008年9月 5日 (金)

仕事中、告白される

機械音が大きくも規則正しく鳴り響く仕事中、いつもじゃれてる春猿から大声で告白された(((☆。☆)

「〜ちゃん!好きだよ!!」

たまたま二人で仕事していた時の、予兆無しの突然の出来事だった。

びっくりして作業を止めてしまったあたしの前には、コンベヤーに乗って次々流れてくる製品が山積みになっていった。

春猿の顔は真剣だ。

あたしは…動けない。

わけのわからないこの状況、どうしたらいいのっ!何か言わなきゃ(>_<)!

あれだけうるさかった機械音がまったく聞こえない。製品は静かに流れてくる。たまっていく。たまっていく。たまっていく。

こちらをまっすぐ見ている春猿に、あたしはとっさに叫んだ!

「冗談ばっかり言ってんじゃない!仕事!仕事!」

そうしてあたしは春猿に背中を向け、山積みになった製品を急いで箱詰めした。

土曜日、日曜日、会わずに済んでよかった。明日仕事だったらどんな顔して会ったらいいのかわからない。…って言うか、はっきり返事しなくっちゃ。不倫する気は無いって。

あたしはいつもじゃれていた春猿との関係がなんだか違くなって、急にテンションが下がり、本屋に直行した。

無性に小説の世界に飛び込みたくなったからだ。

さぁて角田光代と村上春樹、どちらから読もうかな?

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