
今日は3歳児田中の英語教室の日だった。
通い始めてしばらくは長机の下をはったり、先生と手をつなげなかった田中も、9ヵ月たった今では私がいなくても頑張れるようになって、今日は先生から「いろいろ答えられるし、授業も集中して受けられるようになった」と嬉しい言葉もいただいた(^-^)
そんなご機嫌な帰り道、いつものように公園に行くと田中と同い年ぐらいの子供が5、6人、それぞれのママたちと遊びに来ていた。
子供たちは公園内にある図書スペースに行きたかったらしく、ママたちを置いて走りだし、私たちがいた建物入り口に向かってやってきた。
建物入り口にはスロープや幅の広い階段があり、階段にはパンジーやビオラなどのかわいらしい花がプランターにいくつも植えられ、段ごとに置かれていた。
そこで私が田中や銭形と遊んでいると、走ってきた子供の一人が突然プランターを階段から落とし始めたではないか( ̄□ ̄;)!!
えっ?何?プランターをわざと落としたの?それとも間違って?
私は階段の上からプランターと土と花がぐちゃぐちゃになりながら落ちる様子を見てびっくりしてしまった。
その時、さらにひどい言葉が私の耳に飛び込んできた!
「これも落とそうよ!」
わざとだ!わざとプランターを落としてる!私は「ダメーーー!!」と言いながら走り、子供たちのママを探した。ママたちは気付いていない。遠くからのんびりと話をしながらこちらに歩いてきているのだ。
次の瞬間、二つ三つのプランターが落とされた。間に合わなかった。
子供たちはさらにプランターを落とそうとしている。私は駆け寄り言った。
「ダメでしょう!そういう事しちゃいけないよ!お花も階段もめちゃくちゃでしょ!」
でも言われた子供は、いまいちわかっていない。
なんでわからないの?田中や銭形だったら、いけない事ってすぐわかる。花をこんなふうには絶対にしないし、もしみんなが通る場所をめちゃくちゃにしたらごめんなさいって謝ると思う。
でもこの子たちにはわからないらしい。そして子供たちは何事もなかったかのようにわーっ!と走りだすと他の子供たちと階段やスロープを行ったり来たりして遊び始めた。
私はぐちゃぐちゃになった花と土を両手ですくい上げプランターに入れた。ひとつ、ふたつと花を入れているとさっきの子供たちのママがやってきた。
ひどい状況にひとりのママが何があったのかを聞いてきた。私は子供がプランターを階段の上から落として遊んでいた事を話した。子供たちは私たちのそんなやりとりをそばで見ていた。
私がその子供のママだったら、すぐに子供に駆け寄り「何やってるの!」と怒り、一緒に花を片付け、花にもそこを管理している人にも謝らせると思う。
でもそのママたちは違った。私に謝ると、子供たちに向かって軽〜く「も〜何やってるのぉ(^o^;」と言っただけで、怒る事なく花を片付け始めたのだ。
謝るのは親じゃなく本人だろう!花を片付けるのも本人だろう!
そう思いながら私は田中と銭形と歩き始めた。そして歩きながら二人に聞いてみた。
「ああやってお花をぐちゃぐちゃにするのはいい事?」
「ううん。いけない事。お花さんがかわいそう」
田中の言葉を聞いてほっとした反面、どうして子供を怒らないのかと思った出来事だった。